2010年03月27日

郵政改革案を考える

国民新党の亀井静香の暴走とも言われている郵政改革案
内閣不一致を外部に見せてしまい、鳩山由紀夫のリーダーシップのなさを改めて示すことになりました。

自民党は当然ながら郵政改革案に反対です。
自民党の大島理森は「(政府は)官の大きな銀行をつくるようなことを考えているようだ。世界から笑われる」と発言しています。

郵政改革案「世界に笑われる」=自民・大島氏

郵政改革といえば竹中平蔵です。
竹中平蔵のせいで格差が広まったとされ、郵政改革もアメリカの要求を呑んだものとされています。
この部分はメディアが誇張しているところもありますが事実です。

では、郵政改革案は良いことなのかというと非常に微妙です。
内容よりも現内閣には経済に詳しい人間がほとんどいないことが問題です。

亀井静香は感情で動く政治家です。
「小泉純一郎、憎し」というところからも郵政改革案を発言したと思われます。
政治家としては優秀な部分もありますが、ハンドリングする人物がいないのが難点です。
(本来は首相がハンドリングすべきなのですが…)

菅直人は正直、経済はド素人です。
国会予算委員会で自民党の西田昌司の質問に何ひとつ答えられなかったことで証明されています。
財務副大臣の野田佳彦の方が明らかに経済に強いです。

小泉政権のときの郵政改革は竹中平蔵が経済を熟知し、不利な情報を伏せ続けたことで実現しました。
しかし、現政権は経済を知らない状態で改革案を出そうとしています。
これは非常に危険です。

連立政権がまとまっていないことを証明した郵政改革案ですが、このまま民主党が亀井静香の発言を容認することはないでしょう。
しかし、国民からまた信頼を失ったのは事実です。



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Posted by michel at 21:49│Comments(0)その他
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